1. 成婚できたポイント
私たちが成婚に至ることができた最大のポイントは、年齢差(15歳)を個性として捉え、お互いの長所を活かし合える関係を築けたことです。初めは周囲の反応を気にして躊躇することもありましたが、お互いの魅力や価値観の共通点に焦点を当てることで、年の差はと実感しました。
例えば、私(年下)のIT知識を活かして、相手の仕事効率を上げるアプリを紹介したり、相手(年上)の豊富な人生経験から、私の悩み相談に乗ってもらったりと、お互いの強みを日常生活で活用しました。また、休日には相手の趣味である クラシックコンサートに行き、私の好きなエレクトロニックフェスにも一緒に参加するなど、お互いの世界を積極的に共有しました。
将来設計を話し合う中で、「10年後に田舎でゲストハウスを開く」という共通の夢を見つけられたことも、関係を深める大きなきっかけとなりました。年齢差があるからこそ、人生の異なるステージにある私たちが補い合えると感じています。
2. カウンセラーのアドバイスで役に立ったこと
カウンセラーさんからいただいた数々のアドバイスの中で、特に役立ったのは「お互いの価値観や背景を理解し、尊重すること」でした。年齢差のあるカップルには、生まれ育った時代背景の違いから生じる価値観の相違があることを教えていただきました。
具体的には、「価値観マッピング」という手法を紹介していただきました。お互いの重要な価値観をリストアップし、それぞれの理由や背景を話し合いました。例えば、私が「キャリア」を重視するのに対し、相手は「安定」を重視していましたが、話し合いを通じて、それぞれの人生経験がその価値観を形成していることを理解できました。
また、年齢差に関する周囲の反応に対処する方法も助言いただきました。「自分たちの幸せが最優先」という考え方を持ちつつ、家族や友人に対しては丁寧に説明し、時間をかけて理解を得ていく重要性を教わりました。実際、両親との食事会を重ねるうちに、徐々に受け入れてもらえるようになりました。
さらに、将来のライフプランについても具体的に考えるよう促されました。年齢差があることで生じる可能性のある課題(例:老後の生活、子育てのタイミングなど)について、オープンに話し合い、お互いの不安や期待を共有しました。
これらのアドバイスのおかげで、年齢差を超えて互いを深く理解し、尊重し合える関係を築くことができ、最終的に成婚という形で実を結びました。